明日から彼岸の入り。

2023年の春分の日は3月21日(火・祝)ですから、

2023年(令和5年)春のお彼岸は3月18日(土)から3月24日(金)までの7日間です。

3月18日(土) 彼岸入り

3月21日(火・祝) 中日(春分の日)

3月24日(金) 彼岸明け

先祖を供養する日

お彼岸は、先祖を供養する日でもある。2023年の春のお彼岸は、3月18日(土)が彼岸入り、3月21日(火)の春分の日が中日で、3月24日(金)が彼岸明けとなる。

 中日を中心に期間中は、ご先祖様への感謝の意味を込め、お墓参りや仏壇の掃除、お供えなどの供養を行い、それにあわせて自分自身の日頃の行いを振り返り、見つめ直すのが古くからの習わし。

 春分の日は、太陽が真東から出て真西に沈む日。浄土思想では、極楽浄土は西方にあり、西方に沈む太陽を礼拝することが習わしだ。煩悩を払うため西に沈む太陽に祈りを捧げ、極楽浄土へ思いをはせる。

 春分とは季節の指標として使われる二十四節気の一つで、春の中間に当たる。古代中国が起源で、日本では平安時代から使われているという。農業が中心の古代の生活において、農作物の作付け、収穫を行う際の時期を見極めるのはとても重要なことだ。1年間の農作業のスケジュールにより正確を期すために、細かく季節を分ける必要があった。

 寒さに耐えていた草木が徐々に芽吹くのを見ると、春の到来を思いワクワクせずにはいられない。その意味でも、春分の日が自然をたたえ、生物をいつくしむ日とされているのは納得できる。日本において春分の日は、二十四節気の春分と彼岸が結び付いていく。